ワールドカップ2026 グループG・H 6月22日結果まとめ|エジプト初勝利・スペイン圧勝・順位表と突破条件を徹底解説
2026年FIFAワールドカップは、6月22日(日本時間)にグループGとグループHの計4試合が行われました。
この日最大のニュースは、エジプトがニュージーランドに3-1で逆転勝ちし、ワールドカップ本大会での歴史的な初白星を手にしたことです。後半に投入された戦術修正が見事にはまり、モハメド・サラーが1得点1アシストでチームを牽引しました。
一方、グループHではスペインがサウジアラビアを4-0で一蹴し、優勝候補の実力を存分に発揮しています。ラミン・ヤマルとミケル・オヤルサバルの連携が光り、開始24分で3得点という圧巻の立ち上がりでした。
しかし、すべてのチームが好調だったわけではありません。ベルギーはイランと0-0の引き分けに終わり、ウルグアイもカーボベルデに追いつかれて2-2のドロー。両グループとも、最終節まで緊張感が続く展開となりました。
この記事では、4試合すべての結果と戦術分析、最新のグループ順位表、ラウンド32への進出条件、そして翌日の注目カードまで、まとめてお届けします。
2026年ワールドカップ 6月22日の全試合結果一覧
まず、この日行われた4試合の結果を一覧で確認しましょう。
| 開始時刻 JST | 試合 | スコア | 得点者 | アシスト | スタジアム | 観客数 | 主審 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 01:00 | スペイン vs サウジアラビア | 4-0 | 10分 ヤマル、21分 オヤルサバル、24分 オヤルサバル、49分 アルタンバクティOG | 10分 オヤルサバル、21分 ラポルト、24分 オルモ、49分 記録なし | Atlanta Stadium | 68,239 | ラファエウ・クラウス |
| 04:00 | ベルギー vs イラン | 0-0 | なし | なし | Los Angeles Stadium | 70,317 | ダリオ・エレーラ |
| 07:00 | ウルグアイ vs カーボベルデ | 2-2 | 21分 ケビン・ピナ、44分 マキシ・アラウホ、45+6分 カノッビオ、61分 エリオ・バレラ | 21分 記録なし、44分 記録なし、45+6分 マキシ・アラウホ、61分 記録なし | Miami Stadium | 64,003 | エスペン・エスコース |
| 10:00 | ニュージーランド vs エジプト | 1-3 | 15分 サーマン、58分 ジコ、67分 サラー、82分 トレゼゲ | 15分 ティム・ペイン(FOX Sports表記、公式個票未確認)、58分 モハメド・ハニー、67分 モスタファ・ジコ(公式個票未確認)、82分 モハメド・サラー | BC Place Vancouver | 52,497 | オマル・モハメド・アル・アリ |
全体の構図を一言でまとめると、「本命の修正力」と「伏兵の粘り強さ」が同時に表れた一日でした。スペインとエジプトは前節からの課題を戦術面で修正して結果を出し、イランとカーボベルデは格上相手に堂々と渡り合いました。
グループG 試合分析
ベルギー 0-0 イラン|ベイランヴァンドの壁を崩せず
ベルギーは4-2-3-1、イランは5-2-3のフォーメーションで臨みました。
試合の主導権はベルギーが握っていました。ケビン・デ・ブライネをトップ下に配置し、両サイドから幅を取って押し込む展開が続きます。しかし、イランの守備組織が非常に堅固でした。
イランの守備戦術は明確です。5バックで中央を閉じ、前線3枚はカウンターの出口として残す。FIFAのタクティカルラインアップが示すとおり、イランの両ウイングは下がりすぎず、5-2-3の陣形を最後まで崩しませんでした。
試合を動かしたのは2つの場面です。
1つ目は前半25分前後のタレミのゴール取り消し。VARによるオフサイド判定でイランの先制点が幻となりました。2つ目は66分のンゴイの退場です。タレミの決定機を阻止したとして一発レッドカードが提示されました。
数的不利になったベルギーは、攻撃よりも守備に人数を割かざるを得なくなります。逆に数的優位を得たイランが落ち着いて時計を進める展開に変わりました。
最終的に試合を決めたのは、GKベイランヴァンドの個人能力です。至近距離からのデ・カイペルのシュートを止めたセーブは、まさに「勝点1に等しい」ビッグプレーでした。
ベルギーは前線の入れ替えで圧力を維持しましたが、イランのブロックの前でボールを回す時間が長く、守備ラインの裏を突くことができませんでした。
スタッツ
| 項目 | ベルギー | イラン |
| スコア | 0 | 0 |
| ポゼッション | 約80% | 約20% |
| シュート数 | 詳細未確認 | 詳細未確認 |
| 枠内シュート | 詳細未確認 | 詳細未確認 |
| GKセーブ | 詳細未確認 | 7 |
| 得点取消 | なし | 1 |
| レッドカード | 1 | 0 |
| 主な退場者 | ナタン・ンゴイ | なし |
| 勝点 | 2 | 2 |
ベルギー対イラン 主要選手評価
| 選手 | 評点 | 短評 |
|---|---|---|
| アリレザ・ベイランヴァンド | 8.5 | 連続セーブで試合の流れを固定。無失点の最大功労者です。 |
| メフディ・タレミ | 7.5 | 裏抜けとキープでベルギー最終ラインに常時ストレスを与え、退場誘発でも仕事をしました。 |
| ケビン・デ・ブライネ | 6.5 | ボールは握ったものの、決定機の質を最後まで上げ切れませんでした。 |
ニュージーランド 1-3 エジプト|サラーの位置変更が逆転を生む
この試合は、前半と後半でまったく別の試合になりました。
両チームとも4-2-3-1を採用。前半はニュージーランドが主導権を握ります。クリス・ウッドへのロングボールとセカンドボールの回収を軸に攻め、15分にはティム・ペインのコーナーキックからフィン・サーマンがヘディングで合わせて先制しました。
前半のエジプトは、サラーが右サイドの外側に張る配置をとっていました。これによって中央の接続が弱くなり、攻撃が単発的でした。
しかし、後半に入ると試合の景色が一変します。
勝負を分けたのは、サラーの立ち位置の変更です。後半からサラーが内側へ移動し、代わりにモハメド・ハニーが右サイドの高い位置を取るようになりました。ガーディアンのライブ記録でも確認されているこの戦術変更により、エジプトの前進速度が劇的に向上します。
58分、ハニーのファーストタイムのクロスをモスタファ・ジコがヘディングで叩き込んで同点。67分にはジコとのワンツーからサラーが冷静に決めて逆転。さらに82分には、サラーのコーナーキックからトレゼゲが頭で押し込んでダメ押しの3点目を奪いました。
ニュージーランドは前半のロングボール主体の戦い方からボールを落ち着かせる手段を持てず、後半はエジプトの波状攻撃にのみ込まれました。ベン・オールドの投入で運動量を補おうとしましたが、守備ブロックの再編が追いつきませんでした。
この勝利はエジプトにとって歴史的な意味を持ちます。ワールドカップ本大会での初白星であり、サラーという世界的スターの存在を最大限に活かした戦術的勝利でもありました。
エジプト逆転の戦術メカニズム
エジプトが後半に逆転できた理由を整理すると、以下のような流れになります。
・前半:サラーが右サイドの外に張る → 中央との接続が不足 → 攻撃が単発的に ・後半:ハニーが右サイドの高い位置へ移動 → サラーが内側に入る → ジコやアシュールがライン間でボールを受けられるようになる ・58分:ハニーのクロス → ジコが同点ゴール ・67分:ジコとサラーのワンツー → サラーが逆転ゴール ・82分:サラーのCK → トレゼゲがダメ押し
サラーの位置を変えるだけで、チーム全体の攻撃構造が大きく変わりました。この「微修正で試合をひっくり返す力」こそ、今大会におけるエジプトの成長を象徴しています。
スタッツ
| 項目 | ニュージーランド | エジプト |
| スコア | 1 | 3 |
| ポゼッション | 44% | 56% |
| シュート数 | 10 | 19 |
| 枠内シュート | 5 | 7 |
| xG(期待得点) | 1.30 | 1.90 |
| チャンス創出 | 8 | 16 |
| パス成功率 | 82% | 89% |
| クロス成功数 | 16本中4本 | 22本中6本 |
| CK | 4 | 3 |
| オフサイド | 3 | 0 |
| ファウル | 14 | 8 |
| タックル | 7 | 13 |
| インターセプト | 5 | 12 |
| ブロック | 5 | 3 |
| クリア | 26 | 32 |
| GKセーブ | 4 | 4 |
| イエローカード | 2 | 1 |
| レッドカード | 0 | 0 |
ニュージーランド対エジプト 主要選手評価
| 選手 | 評点 | 短評 |
|---|---|---|
| モハメド・サラー | 9.0 | 1得点1アシスト。後半は中央でゲームを支配し、試合の顔になりました。 |
| モハメド・ハニー | 8.0 | 右の押し上げで攻撃の幅と速度を生み、同点弾をお膳立てしました。 |
| フィン・サーマン | 7.5 | 先制点と空中戦で前半を引き寄せましたが、後半は押し返されました。 |
グループH 試合分析
スペイン 4-0 サウジアラビア|前半24分で試合を決めた圧倒的攻撃力
スペインは4-3-3、サウジアラビアは5-4-1で臨みました。
サウジアラビアは低いブロックで耐える守備戦術を明確に打ち出していましたが、スペインの前線の連携がそれを上回りました。
鍵となったのは、ラミン・ヤマルの右サイドでの幅取りと、ミケル・オヤルサバルの中間ポジションへの侵入です。この2人の関係性が、サウジアラビアの5バックの外と中を同時に揺さぶりました。
得点の流れは以下のとおりです。
・10分:オヤルサバルのラストパスからヤマルが先制 ・21分:ラポルトの配球からオヤルサバルが追加点 ・24分:オルモのアシストからオヤルサバルがこの日2点目 ・49分:アルタンバクティのオウンゴールで4点目
前半24分までに3得点。この時点で試合は事実上決着していました。
サウジアラビアの守備が崩れた理由は、単純な人数不足ではありません。ロイターの報道によると、ジョルジオス・ドニス監督自身も「守備計画の実装不足とポゼッション時のミス」を認めています。ペナルティーエリア周辺での「二次対応」、つまりクリアやマークの受け渡しに遅れが出たことが致命的でした。
注目すべきは、スペインの交代策です。ハーフタイムでオヤルサバルとヤマルを下げ、61分にはメリーノとニコ・ウィリアムズ、70分にはファビアン・ルイスを投入しました。これは単なる主力温存ではなく、次戦に向けた組み合わせのテストという意味合いが強いと見られています。ガーディアンも、スペインが後半に主力を休ませながら選手層の厚さを確認したと報じています。
2026年大会のスペインは、初戦の課題を即座に修正できる「自浄力」を持っています。この修正能力の高さこそ、優勝候補たるゆえんです。
スタッツ
| 項目 | スペイン | サウジアラビア |
|---|---|---|
| スコア | 4 | 0 |
| ポゼッション | 65% | 35% |
| シュート数 | 21 | 3 |
| 枠内シュート | 9 | 1 |
| xG(期待得点) | 1.82 | 0.09 |
| チャンス創出 | 12 | 2 |
| パス成功率 | 93% | 77% |
| クロス成功数 | 33本中9本 | 7本中0本 |
| CK | 6 | 1 |
| オフサイド | 2 | 3 |
| ファウル | 10 | 2 |
| タックル | 5 | 11 |
| インターセプト | 10 | 7 |
| ブロック | 1 | 2 |
| クリア | 21 | 37 |
| GKセーブ | 1 | 3 |
| イエローカード | 0 | 2 |
| レッドカード | 0 | 0 |
スペイン対サウジアラビア 主要選手評価
| 選手 | 評点 | 短評 |
|---|---|---|
| ミケル・オヤルサバル | 8.5 | 2得点1アシスト。開始24分で試合の形を決めました。 |
| ラミン・ヤマル | 8.0 | 先制点だけでなく、右で幅と推進力を作り続けました。 |
| アイメリク・ラポルト | 7.5 | ビルドアップの起点。2点目を導く配球でサウジの守備を一枚剥がしました。 |
ウルグアイ 2-2 カーボベルデ|W杯初得点の歓喜と守りきれなかった悔しさ
両チームとも4-1-4-1のフォーメーションでした(ESPNの表記に準拠)。ウルグアイはボール保持時に4-2-3-1的な形にも変化しています。
試合の構図はシンプルでした。ウルグアイがボールを握り、カーボベルデが圧縮守備からセットプレーと速攻を狙う展開です。数字で見ると、ウルグアイのボール保持率は63%、コーナーキックは11本を獲得。にもかかわらず、枠内シュートはわずか2本にとどまっています。
この試合を決定づけた4つのプレーを振り返ります。
・21分:ケビン・ピナが直接フリーキックで先制。カーボベルデにとってはワールドカップ初得点という歴史的なゴールです。 ・44分:マキシ・アラウホがこぼれ球を押し込んで同点。 ・45+6分:アラウホが関与した流れからカノッビオがゴール。前半のうちにウルグアイが逆転しました。 ・61分:途中出場のエリオ・バレラが、GKムスレラの判断ミスを突いて同点弾。試合は再び振り出しに戻りました。
カーボベルデの戦い方は見事でした。ロイターの報道でも、「セットプレーと相手のミスを確実に得点に変えた」と高く評価されています。
交代策では、カーボベルデがハーフタイムにデロイ・ドゥアルテを、58分にバレラを投入。このバレラがわずか3分後に得点し、試合の空気を一変させました。
対するウルグアイは70分にデ・ラ・クルスとダルウィン・ヌニェスを投入して押し込み直しましたが、最後までゴールネットを揺らすことができませんでした。
この試合は、「量で圧倒しても質で仕留められなければ勝てない」という教訓を端的に示した一戦です。
カーボベルデは人口約60万人の島嶼国です。W杯初出場にして初得点、さらに優勝経験国ウルグアイから引き分けを勝ち取ったことは、サッカー界における大きなサプライズと言えるでしょう。
スタッツ
| 項目 | ウルグアイ | カーボベルデ |
| スコア | 2 | 2 |
| ポゼッション | 66% | 34% |
| シュート数 | 16 | 11 |
| 枠内シュート | 2 | 4 |
| xG(期待得点) | 1.92 | 0.70 |
| チャンス創出 | 8 | 4 |
| パス成功率 | 88% | 74% |
| クロス成功数 | 37本中6本 | 7本中0本 |
| CK | 11 | 4 |
| オフサイド | 3 | 0 |
| ファウル | 11 | 4 |
| タックル | 12 | 10 |
| インターセプト | 6 | 10 |
| ブロック | 3 | 5 |
| クリア | 23 | 50 |
| GKセーブ | 2 | 0 |
| イエローカード | 2 | 2 |
| レッドカード | 0 | 0 |
ウルグアイ対カーボベルデ 主要選手評価
| 選手 | 評点 | 短評 |
|---|---|---|
| マキシ・アラウホ | 8.0 | 同点弾とアシストでウルグアイ攻撃の最重要人物でした。 |
| ケビン・ピナ | 8.0 | 直接FKの質が高く、中盤の守備でも存在感を見せました。 |
| エリオ・バレラ | 7.8 | 途中出場で流れを一変。短時間で最も大きな仕事をしました。 |
グループG・H 最新順位表と突破条件
2026年ワールドカップは48チーム参加の新方式を採用しています。各グループの上位2チームが自動的にラウンド32に進出し、さらに3位チームのうち成績上位8チームも突破できます。このため、勝点4のチームは非常に有利ですが、勝点2~3でもラウンド32に進む可能性は十分に残されています。
グループG 順位表(6月22日終了時点)
| 順位 | チーム | 試合数 | 勝点 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | エジプト | 2 | 4 | 1 | 1 | 0 | 4 | 2 | +2 |
| 2 | イラン | 2 | 2 | 0 | 2 | 0 | 2 | 2 | 0 |
| 3 | ベルギー | 2 | 2 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 |
| 4 | ニュージーランド | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 3 | 5 | -2 |
グループG 最終節の突破条件
グループGの最終節は、エジプト対イラン、ニュージーランド対ベルギーの2試合が行われます。
・エジプト(勝点4):引き分け以上で勝点5以上となり、上位2位以内がほぼ確定します。仮に敗れても3位での突破が有力です。
・イラン(勝点2):エジプトに勝てば首位通過圏に浮上。引き分けでも勝点3で3位以上の可能性が高い立場です。
・ベルギー(勝点2):ニュージーランドに勝てば勝点5で自力突破圏へ。引き分け以下の場合は他グループの結果待ちになります。
・ニュージーランド(勝点1):ベルギーに勝つことがほぼ最低条件。それでも他グループとの比較が必要です。
グループH 順位表(6月22日終了時点)
| 順位 | チーム | 試合数 | 勝点 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | スペイン | 2 | 4 | 1 | 1 | 0 | 4 | 0 | +4 |
| 2 | ウルグアイ | 2 | 2 | 0 | 2 | 0 | 3 | 3 | 0 |
| 3 | カーボベルデ | 2 | 2 | 0 | 2 | 0 | 2 | 2 | 0 |
| 4 | サウジアラビア | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 5 | -4 |
グループH 最終節の突破条件
最終節は、スペイン対ウルグアイ、カーボベルデ対サウジアラビアの2試合です。
・スペイン(勝点4):勝点4と得失点差+4で最も安全圏に近い位置。引き分け以上でほぼ確実に突破します。
・ウルグアイ(勝点2):スペインに勝てば文句なしの突破。引き分けでも勝点3で3位以上を確保できます。
・カーボベルデ(勝点2):サウジアラビアに勝てば大きく前進。引き分けでも他グループとの比較対象に残ります。
・サウジアラビア(勝点1):勝利が事実上の必須条件。さらに得失点差-4が大きなハンデとなっています。
ラウンド32 進出確率の概算
以下は、現在の勝点・得失点差・残り対戦カード・各チームの試合内容を踏まえた概算です。公式の数値ではなく、筆者の推計である点にご注意ください。
・グループG エジプト:95% ベルギー:74% イラン:71% ニュージーランド:26%
・グループH スペイン:97% ウルグアイ:67% カーボベルデ:63% サウジアラビア:28%
勝点4のエジプトとスペインは、仮に最終節で敗れても「3位で残る」経路が太く、突破はほぼ確実と見てよいでしょう。一方、サウジアラビアとニュージーランドは勝点を積み増せないと比較対象にすら入りにくい厳しい状況です。
ベルギーとウルグアイは地力では上位評価ですが、ここまでの試合内容は「優勝候補級」とは言いがたく、「最終節で証明を求められる強豪」というのが正直な評価です。
6月23日(日本時間)の注目カード
翌日の6月23日も、見逃せない試合が3つ控えています。
アルゼンチン vs オーストリア(02:00 JST)
グループJ上位勢の直接対決です。
アルゼンチンは、前の試合でリオネル・メッシがワールドカップ通算16得点に並んでおり、この試合で単独記録更新の可能性があります。王者としての試合支配力が、オーストリアの走力と機動力を上回れるかが焦点です。
オーストリアはコンラート・ライマーとダビド・アラバを軸に、組織的な戦いで対抗します。
予想スコア:アルゼンチン 2-1 オーストリア
フランス vs イラク(06:00 JST)
フランスは開幕戦で見せたキリアン・ムバッペとミカエル・オリーズの連携が最大の武器です。FIFAはこの2人の関係性を「時代を作り得る組み合わせ」と表現しており、右ハーフスペースでの連動に注目が集まります。
イラクは40年ぶりのワールドカップ復帰を果たしています。アミル・アル=アンマリのような運動量豊富な中盤選手が、試合の耐久力を左右するでしょう。
予想スコア:フランス 3-0 イラク
ノルウェー vs セネガル(09:00 JST)
戦術的な緊張感では、この日の3試合で最も見応えがあるかもしれません。
ノルウェーはエルリング・ハーランドとマルティン・ウーデゴールを中心に、縦への破壊力が持ち味です。対するセネガルは、サディオ・マネに加えて若手のイブラヒム・エンバイェが台頭しつつあり、スピードとフィジカルの強度で勝負します。
ノルウェーの前進速度と、セネガルの潰し切る守備のぶつかり合いとなるでしょう。
予想スコア:ノルウェー 1-1 セネガル
よくある質問(FAQ)
Q1. 2026年ワールドカップのグループステージの仕組みは?
2026年大会から、参加チーム数が32から48に拡大されました。12グループ×4チームの構成で、各グループの上位2チーム(計24チーム)が自動的にラウンド32に進出します。さらに、3位チームのうち成績上位8チームも突破できるため、合計32チームがノックアウトステージに進みます。このルールにより、勝点4あれば突破の可能性が非常に高く、勝点2~3でも生き残る余地が残されています。
Q2. エジプトのワールドカップ初勝利はどの試合ですか?
2026年6月22日(日本時間)に行われたニュージーランド戦で、エジプトが3-1の逆転勝ちを収めました。これがワールドカップ本大会におけるエジプトの歴史的な初白星です。モハメド・サラーが1得点1アシストの活躍を見せ、後半の戦術変更が逆転の鍵となりました。
Q3. スペインはなぜ前半で主力を下げたのですか?
スペインは前半24分までに3得点を奪い、試合をほぼ決めていました。ハーフタイムでオヤルサバルとヤマルを交代させたのは、単なる主力温存ではなく、次戦に向けた選手の組み合わせテストという意味合いが強いと見られています。メリーノ、ニコ・ウィリアムズ、ファビアン・ルイスなど、豊富な選手層を確認する意図がありました。
Q4. カーボベルデとはどんな国ですか?
カーボベルデ(正式名称:カーボベルデ共和国)は、アフリカ西岸の大西洋上に浮かぶ島嶼国です。人口は約60万人と、ワールドカップ出場国としては非常に小さな国です。2026年大会がワールドカップ初出場であり、ウルグアイ戦で決めたケビン・ピナの直接フリーキックが、カーボベルデにとってのW杯初得点となりました。優勝経験国ウルグアイから引き分けを勝ち取ったことは、今大会の大きなサプライズです。
Q5. ベルギーはラウンド32に進出できますか?
現時点でベルギーの勝点は2で、グループG3位です。最終節でニュージーランドに勝てば勝点5となり、自力突破が可能になります。引き分けでも勝点3で3位残留の可能性はありますが、他グループの結果次第となるため不確実性が残ります。筆者の概算では、ベルギーのラウンド32進出確率は約74%と見積もっています。
まとめ|グループG・Hは最終節まで目が離せない
2026年ワールドカップ、6月22日の4試合を振り返りました。
この日のポイントを整理します。
・エジプトがニュージーランドに3-1で逆転勝ちし、ワールドカップ初勝利を達成。後半のサラーの位置変更が逆転の鍵でした。 ・スペインはサウジアラビアを4-0で圧倒。前半24分で3得点を奪い、優勝候補の実力を示しました。 ・ベルギーはイランと0-0。ベイランヴァンドの好セーブに阻まれ、勝ち切れませんでした。 ・ウルグアイはカーボベルデと2-2。保持率63%ながら枠内シュート2本と、崩しの質に課題が残りました。
グループGはエジプトが勝点4で首位。グループHはスペインが勝点4・得失点差+4でトップに立っています。
両グループとも、2位と3位の争いが最終節に持ち越されました。48チーム制の新方式では3位でも突破の道が残されているため、すべての試合に意味があります。
最終節のカギを握るのは、ベルギーが自力突破できるか、ウルグアイがスペイン相手にどこまで戦えるか、そしてカーボベルデが歴史をさらに書き換えられるかです。
引き続き、大会の行方を追いかけていきましょう。
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