2026年 FIFAワールドカップ
史上最大規模。新しいW杯のすべてをインタラクティブに解説します。
32カ国から16カ国増加
64試合から大幅増加
アメリカ・カナダ・メキシコ
大会概要
| 大会名 | 2026 FIFAワールドカップ |
| 開催国 | アメリカ、カナダ、メキシコ |
| 期間 | 2026年6月11日(木) 〜 7月19日(日) |
| 開幕戦 | エスタディオ・アステカ (メキシコシティ) |
| 決勝戦 | メットライフ・スタジアム (ニューヨーク/ニュージャージー) |
新フォーマット:48カ国の戦い方
参加国が48に増えることで、大会の仕組みが大きく変わります。最大の変更点は、グループステージが12組になり、新たに「ラウンド32」が導入される点です。ここでは、その流れを視覚的に解説します。
グループステージ
4チームずつの12グループ(A〜L組)に分かれて総当たり戦を行います。試合数は各チーム最低3試合です。
- 勝ち点は「勝ち:3」「分け:1」「負け:0」です。
- 各グループの上位2チーム(計24チーム)が自動的に決勝トーナメントに進出します。
- さらに、各グループ3位の成績上位8チームも進出します。
- 合計32チームが次のステージへ進む、サバイバルレースとなります。
決勝トーナメント
32カ国が進出するため、従来の「ラウンド16」の前に「ラウンド32」が新設されます。ここからは一発勝負のノックアウト方式です。
- ラウンド32 (32カ国)
- ラウンド16 (16カ国)
- 準々決勝 (8カ国)
- 準決勝 (4カ国)
- 3位決定戦・決勝
- 決勝まで進むチームは、合計8試合を戦う計算になります。
大陸別出場枠の比較
出場国が48に増える最大の恩恵は、各大陸の出場枠増加です。特にアジアやアフリカの枠が大幅に増えます。32カ国制(2022年大会)と48カ国制(2026年大会)の出場枠をチャートで比較してみましょう。
2022年 (32カ国)
2026年 (48カ国)
開催都市:3カ国16都市
今大会は史上初の3カ国共同開催です。アメリカ11都市、メキシコ3都市、カナダ2都市の合計16都市で熱戦が繰り広げられます。移動負担軽減のため、地理的なゾーン分けも考慮されています。
🇺🇸 アメリカ (11都市)
- アトランタ
- ボストン
- ダラス
- ヒューストン
- カンザスシティ
- ロサンゼルス
- マイアミ
- ニューヨーク/ニュージャージー
- フィラデルフィア
- サンフランシスコ・ベイエリア
- シアトル
🇨🇦 カナダ (2都市)
- トロント
- バンクーバー
🇲🇽 メキシコ (3都市)
- グアダラハラ
- メキシコシティ
- モンテレイ
なぜ48カ国に拡大したのか?
FIFAが大会規模の拡大に踏み切った背景には、いくつかの大きな狙いがあります。サッカーのグローバル化、経済的なメリットなど、主な3つの理由を見ていきましょう。
① 世界的なサッカーの発展
より多くの国に参加の機会を提供します。特にアジアやアフリカの出場枠が大幅に増えることで、各地域での競争が活性化し、世界レベルでのサッカーの発展を促す狙いがあります。
② フェアな競争の維持
当初は「3チーム×16グループ」案も検討されましたが、最終戦での談合のリスクが指摘されました。そのため、現行と同じ「4チーム制」を維持した12グループ制が採用され、競技の公平性が保たれました。
③ 興行・経済面のメリット
試合数が64から104に増えることで、放映権料やスポンサー収益の拡大が見込めます。また、3カ国16都市での開催は、広範囲な地域経済の活性化や観光促進にも大きく貢献すると期待されています。






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