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J1 2025 第13節レビュー:鹿島、3連勝で首位奪還! 柏も逆転勝利で2位浮上、激動のGW決戦を徹底分析

解説





激戦の幕開け:J1第13節、ゴールデンウィークを彩った熱戦譜

2025シーズンの明治安田J1リーグは、ゴールデンウィーク真っ只中の4月29日(火・祝)を中心に第13節の激闘が繰り広げられた 。多くの試合が同日に集中開催され、祝日ということもあり、各スタジアムは普段以上の熱気に包まれたことだろう。この節は、シーズン序盤の行方を占う上で非常に重要な一週間となった。

特に注目されたのは、上位陣の動向だ。前節まで僅差でひしめき合っていた首位争いは、この第13節で大きな動きを見せた。鹿島アントラーズが快勝で3連勝を飾り、ついに首位の座を奪還 。さらに、柏レイソルもアウェイでの逆転勝利で2位に浮上し、リーグの勢力図を塗り替える結果となった 。一方で、連敗から抜け出せないチームや、貴重な勝ち点1を分け合ったチームもあり、各クラブの明暗がくっきりと分かれた節でもあった。  

このレビューでは、J1リーグ第13節の全試合結果から、特に注目すべき試合の深掘り、際立った活躍を見せた選手たちのパフォーマンス、そして最新の順位表まで、ゴールデンウィークを熱くした戦いの全てを徹底的に分析していく。

全試合結果:第13節のスコアボード

まずは、激戦が繰り広げられた明治安田J1リーグ第13節の全試合結果を一覧で確認しよう。各試合のスコア、得点者、開催日時、スタジアム情報をまとめた。

J1 2025 第13節 全試合結果

開催日時 ホームチーム スコア アウェイチーム 得点者 スタジアム
4/29(火) 13:05/09 FC東京 0 – 2 清水エスパルス [清] 北川航也(45+1分), 乾貴士(79分) 味の素スタジアム
4/29(火) 14:00/03 横浜FC 0 – 3 鹿島アントラーズ [鹿] チャヴリッチ(49分), 鈴木優磨(67分), オウンゴール(77分) ニッパツ三ツ沢球技場
4/29(火) 14:00/03 名古屋グランパス 1 – 2 柏レイソル [名] 稲垣祥(2分) [柏] 山田雄士(33分), 細谷真大(50分) 豊田スタジアム
4/29(火) 14:00/03 ファジアーノ岡山 0 – 1 東京ヴェルディ [東V] 綱島悠斗(66分) JFE晴れの国スタジアム
4/29(火) 14:00/03 サンフレッチェ広島 0 – 1 アルビレックス新潟 [新] ミゲル シルヴェイラ(85分) エディオンピースウイング広島
4/29(火) 15:00 湘南ベルマーレ 0 – 0 アビスパ福岡 なし レモンガススタジアム平塚
4/29(火) 15:00 ガンバ大阪 2 – 1 京都サンガF.C. [G大] 宇佐美貴史(10分), デニス ヒュメット(27分) [京] 米本拓司 (詳細時間不明) パナソニック スタジアム 吹田
4/29(火) 15:00 セレッソ大阪 1 – 2 FC町田ゼルビア [町] オ セフン(49分), ドレシェヴィッチ(78分) [C大] チアゴ アンドラーデ(90+6分) ヨドコウ桜スタジアム

この結果が、リーグテーブルにどのような影響を与えたのか。次項から、注目の試合を詳しく見ていこう。

首位交代劇!鹿島、横浜FCを破りトップへ

今節最大のトピックは、鹿島アントラーズの首位奪還だろう。敵地ニッパツ三ツ沢球技場に乗り込んだ鹿島は、横浜FCを相手に3-0の快勝を収めた 。これでチームは破竹の3連勝となり、ついにリーグトップの座に躍り出た 。

試合は前半をスコアレスで折り返したが、後半開始早々の49分、アレクサンダル チャヴリッチが均衡を破る先制ゴールを奪う 。勢いに乗る鹿島は、67分にはエース鈴木優磨が追加点。ゴール後には、往年の名選手ミシェル・プラティニを彷彿とさせるポーズを見せ、スタジアムを沸かせた 。さらに77分には相手のオウンゴールも誘発し、試合を決定づけた 。チャヴリッチはこの日1ゴール1アシスト(オウンゴール誘発への関与含む)の大活躍で勝利の立役者となった 。

この勝利は、単に勝ち点3を得ただけでなく、鹿島がタイトル獲得に向けて本格的に調子を上げてきたことを示すものだ。アウェイゲームで3得点を奪う攻撃力、そして3連勝という結果が示す安定感は、ライバルチームにとって大きな脅威となるだろう 。現在の鹿島は、攻守両面で高い完成度を見せており、シーズン序盤の好調さを確固たるものにしつつある。

また、この試合では明るいニュースもあった。16歳9ヶ月14日のFW吉田湊海がJ1デビューを果たし、クラブ最年少出場記録を更新したのだ 。鬼木達監督は起用理由について「きのう数回のプレーで点を決めた」とそのポテンシャルを高く評価しており、勝利と育成を両立させるチームの姿勢がうかがえる 。厳しいタイトルレースを戦いながらも、将来を見据えた選手起用ができる点は、クラブとしての奥行きと強さの表れと言えるだろう。若手の台頭はチーム内の競争を活性化させ、更なるレベルアップに繋がる可能性も秘めている。  

一方、横浜FCにとっては厳しい敗戦となった。ホームで3失点を喫し、鹿島の勢いを止めることはできなかった 。  

柏、鮮やかな逆転劇で名古屋を撃破、2位浮上

鹿島に続き、上位争いをさらに面白くしたのが柏レイソルだ。豊田スタジアムで行われた名古屋グランパスとのアウェイゲームで、見事な逆転勝利を収め、2位へと順位を上げた 。

試合は開始早々の2分、名古屋の稲垣祥に先制点を許す苦しい展開で始まった 。しかし、柏は慌てなかった。33分、相手DFのクリアのこぼれ球に反応した山田雄士が左足で同点ゴールを叩き込む 。試合を振り出しに戻して迎えた後半、50分にはエース細谷真大が勝ち越しゴールを奪取。中央でのパス交換から最後は細谷が右足で決め、スコアを2-1とした 。  

この勝利の価値は大きい。まず、アウェイでの逆転勝利という点。先に失点しながらも試合をひっくり返す力は、チームの精神的な強さを示している。前半のうちに追いつき、後半早々に逆転するという試合運びは、チームが持つ戦術的な修正能力と、それを実行できる選手たちの質の高さを物語っている。さらに、相手の名古屋は柏にとって「苦手」と評される相手であり 、そのチームに対してアウェイで勝利したことは、選手たちにとって大きな自信となるはずだ。この1勝が、チームを2位に押し上げる原動力となった 。  

対照的に、名古屋は痛恨の敗戦となった。試合後、長谷川健太監督(氏名は特定されていないが文脈から推察)は「ポストやバーに何度か嫌われたシーンもありました」「決め切ることができないと今日のように敗戦という結果になってしまいます」と語り、決定力不足を嘆いた 。チャンスを作りながらもゴールを奪えなければ勝利は掴めない、というサッカーの厳しさを改めて突きつけられる結果となった。この敗戦で名古屋はここ5試合で4敗目となり、一部情報では19位へ後退したとも報じられている (公式順位表では異なる場合あり、後述)。ホームゲームであり、試合前には中山克広のJ1通算100試合、マテウス カストロのJ1通算200試合達成記念セレモニーも行われただけに 、悔しい敗戦となった。チャンスを決めきる能力、いわゆる「フィニッシュの精度」は、今後の名古屋にとって大きな課題となるだろう。

各地の熱闘:注目カードを振り返る

首位争いを演じた鹿島、柏以外にも、第13節では各地で注目すべき試合が繰り広げられた。

(1) 清水、敵地でFC東京に快勝、3連勝を飾る

味の素スタジアムでは、清水エスパルスがFC東京を相手に2-0で勝利した 。これで清水は3連勝となり、好調を維持している 。試合は前半アディショナルタイム、北川航也がPKを冷静に決め先制。北川にとっては今季4度目のPK成功となった 。後半に入り79分、ベテランの乾貴士が巧みな股抜きドリブルから追加点を挙げ、勝負を決定づけた 。アウェイでの完封勝利は、チーム状態の良さを物語っており、今後のさらなる上位進出を期待させるものとなった。FC東京にとってはホームでの手痛い敗戦となった。

(2) 広島、悪夢の4連敗… 新潟シルヴェイラ劇的弾に沈む

エディオンピースウイング広島では、サンフレッチェ広島がアルビレックス新潟に0-1で敗れ、泥沼の4連敗を喫した 。試合は終盤まで0-0の均衡が続いたが、85分、途中出場の新潟ミゲル シルヴェイラに来日初ゴールとなる劇的な決勝点を奪われた 。広島にとっては、ミヒャエル スキッベ監督が不在だった2連戦(前節含む)をいずれも落とすという厳しい結果に 。4試合連続の敗戦はチームにとって深刻な状況であり、立て直しが急務となる。特にホームで、試合終了間際に失点して敗れるという内容は、精神的なダメージも大きいだろう。監督不在がチームに与える影響も無視できない要素かもしれない。一方の新潟にとっては、これが今季2勝目となる非常に価値のある勝利となった 。シルヴェイラの初ゴールは、彼自身の自信を高めるとともに、チームにとっても大きな起爆剤となる可能性がある。苦しいシーズンを送る中で掴んだこの勝利を、浮上のきっかけとしたいところだ。

(3) 町田、C大阪を下し連敗ストップ

ヨドコウ桜スタジアムでは、FC町田ゼルビアがセレッソ大阪に2-1で勝利し、連敗を3で止めた 。町田は49分にオ セフン、78分にドレシェヴィッチが得点を挙げ、試合を優位に進めた 。終了間際の90+6分にC大阪のチアゴ アンドラーデに1点を返されたものの、リードを守り切り、貴重な勝ち点3を獲得した 。3試合続いた敗戦の流れを断ち切る重要な勝利であり、チームに再び勢いをもたらす可能性がある。C大阪にとっては、ホームで昇格組の町田に敗れる悔しい結果となった。

(4) 湘南と福岡、譲らずスコアレスドロー

レモンガススタジアム平塚で行われた湘南ベルマーレ対アビスパ福岡の一戦は、両チーム決め手を欠き、0-0のスコアレスドローに終わった 。試合は前半と後半で様相が異なり、互いにチャンスを作る場面もあったが、最後までゴールネットを揺らすことはできなかった 。この試合では、福岡に所属する宮崎産業経営大学4年生FW佐藤颯之介がJ1デビューを飾った 。また、福岡には4人の元湘南所属選手が先発出場し、試合前には拍手で迎えられた 。その一人、FW見木友哉は古巣相手に6本のシュートを放つなど奮闘したが、ゴールは奪えず、「だからこそ結果で見せたかった」と悔しさを滲ませた 。試合後、福岡の長谷部茂利監督(氏名は特定されていないが文脈から推察)はFWザヘディの動きについて「戦術的な意図」があったとコメントしている 。勝ち点1を分け合う結果となったが、特に多くのチャンスを作った見木にとっては、個人的な感情も相まってフラストレーションの溜まる一戦だったかもしれない。古巣対決という特別な状況が、選手のモチベーションやパフォーマンスに影響を与える側面が見られた試合だった。また、大学生FWのデビューは、福岡が新たな攻撃の選択肢を模索していることの表れとも言えるが、チームとしての得点力向上にはまだ時間が必要かもしれない。

(5) G大阪、京都との関西対決を制す

パナソニック スタジアム 吹田では、ガンバ大阪と京都サンガF.C.による関西対決が行われ、ホームのG大阪が2-1で勝利した 。G大阪は前半に宇佐美貴史(10分)、デニス ヒュメット(27分)が立て続けにゴールを決め、リードを奪った 。京都も米本拓司が1点を返したが、反撃は及ばなかった 。この日は「GAMBA SMILE DAY」と銘打たれ、パンサー尾形貴弘さんらお笑い芸人がゲスト来場したり、堂安律選手プロデュースのドーナツ店が初出店するなど、様々なイベントが開催され、スタジアムは祝祭的な雰囲気に包まれていた 。ダービー勝利とイベントの成功で、G大阪にとっては良い一日となった。一方、前節まで上位につけていた京都にとっては手痛い敗戦となった 。

(6) 東京V、岡山を破り今季初の連勝

JFE晴れの国スタジアムでは、東京ヴェルディがファジアーノ岡山に1-0で勝利した 。決勝点は66分、セットプレーからDF綱島悠斗が決めたものだった 。この勝利により、東京Vは今シーズン初の連勝を達成 。チームとして上昇気流に乗るきっかけとなるかもしれない、価値あるアウェイでの勝利となった。岡山にとっては、ホームで勝ち点を奪えず、悔しい結果となった。セットプレーからの失点という、細部での勝敗の分かれ目が見られた試合だった。  

ピッチを駆けたヒーローたち:第13節の輝き

チームの勝利には、個々の選手の輝きが不可欠だ。第13節でも、多くの選手がピッチ上で素晴らしいパフォーマンスを披露し、観客を魅了した。

まず、首位奪還の原動力となった鹿島アントラーズの選手たち。アレクサンダル チャヴリッチは1ゴール1アシスト(記録上)の活躍で攻撃を牽引し、エース鈴木優磨もゴールを決め、印象的なセレブレーションでチームを勢いづけた 。そして、クラブ最年少出場記録を更新した16歳の吉田湊海のデビューは、チームの未来への期待を感じさせるものだった 。

2位に浮上した柏レイソルでは、逆転劇の主役となった山田雄士細谷真大の名前を挙げないわけにはいかない 。劣勢を跳ね返す貴重な同点弾と決勝弾は、チームに大きな勝ち点3をもたらした。  

3連勝の清水エスパルスでは、PK職人ぶりを発揮した北川航也と、卓越した個人技で追加点を奪った乾貴士が勝利の立役者となった 。特に乾のゴールシーンは、彼の技術の高さを改めて示すものだった。  

劇的な決勝ゴールで新潟に今季2勝目をもたらしたミゲル シルヴェイラも、今節のヒーローの一人だ 。来日初ゴールがチームを救う一撃となり、今後の活躍が期待される 。

連敗を止めたFC町田ゼルビアでは、先制点のオ セフンと追加点のドレシェヴィッチが貴重なゴールを記録 。チームを苦しい状況から救い出した。  

関西ダービーを制したガンバ大阪では、宇佐美貴史デニス ヒュメットがそれぞれゴールネットを揺らし、勝利に貢献した 。

そして、東京ヴェルディに今季初の連勝をもたらしたのは、DF綱島悠斗のセットプレーからの決勝ゴールだった 。守備だけでなく、得点でもチームを助けた。  

その他、J1デビューを果たした福岡の佐藤颯之介 、そしてJ1通算出場試合数の節目を迎えた名古屋の中山克広マテウス カストロ も、この第13節の記憶に残る選手たちだ。

このように、第13節では、経験豊富なスター選手たちが期待通りの活躍を見せる一方で、若手選手や新戦力、あるいは守備的な選手が決定的な仕事をする場面も多く見られた。確立されたエースだけでなく、様々な選手がヒーローになり得るリーグの層の厚さと unpredictability(予測不可能性)が、J1リーグの魅力の一つであることを再認識させられるラウンドとなった。特に、東京Vの綱島や新潟のシルヴェイラのように、セットプレーや試合終盤のワンチャンスをものにする勝負強さが、僅差のゲームの結果を左右する重要な要素となっていることがわかる。

指揮官と選手の声:試合後のコメントから

試合結果やデータだけでは見えてこない、監督や選手たちの生の声は、試合の背景やチームの内情を知る上で貴重な情報源となる。第13節の試合後コメントから、いくつかの興味深い発言を拾ってみよう。

鹿島の鬼木達監督は、16歳の吉田湊海をデビューさせた理由について、「きのう数回のプレーで点を決めた」と、直近のトレーニングでのパフォーマンスを具体的に挙げて説明した 。これは、年齢に関係なく、状態の良い選手、結果を出せる選手を起用するという、指揮官の明確な基準と期待の表れだろう。大胆な選手起用の裏には、しっかりとした評価が存在することがうかがえる。  

一方、柏に逆転負けを喫した名古屋の指揮官(長谷川健太監督と推察)は、「ポストやバーに何度か嫌われた」「決め切ることができない」と、決定機逸が敗因であると率直に認めた 。スコアには表れないチャンスメイクはあったものの、最終的にゴールを奪えなければ勝てないという、チームが抱える課題を明確に示唆している。監督のコメントからは、結果に対するフラストレーションが伝わってくる。  

スコアレスドローに終わった湘南対福岡の試合後、福岡の指揮官(長谷部茂利監督と推察)は、FWザヘディの交代時の動きについて「戦術的な意図」があったと述べた 。具体的な内容は不明だが、交代策に明確な狙いがあったことを示しており、ピッチ外での戦術的な駆け引きの一端を垣間見ることができる。

同じ試合で、古巣対決となった福岡のFW見木友哉は、6本のシュートを放ちながら無得点に終わったことについて、「だからこそ結果で見せたかった」と語った 。特別な思い入れを持って臨んだ試合で結果を出せなかった悔しさが、この短い言葉に凝縮されている。選手のコメントは、時に試合の数字だけでは測れない、感情的な側面や個人のモチベーションを浮き彫りにする。  

これらのコメントは断片的なものではあるが、監督がどこに勝因・敗因を見ているのか、選手がどのような思いでプレーしていたのかを知る手がかりとなる。Jリーグ公式サイトなどの試合詳細ページでは、さらに多くの選手・監督コメントが掲載されている場合があり 、試合をより深く理解するための一助となるだろう。  

順位変動:J1リーグ最新勢力図

第13節の激闘を経て、明治安田J1リーグの順位表は大きく変動した。特に上位陣の顔ぶれが変わり、新たな展開を迎えている。

最大の変動は、鹿島アントラーズの首位浮上だ。横浜FCに勝利した鹿島は勝ち点を25に伸ばし、前節までの上位チームを追い抜いてトップに立った 。3連勝という勢いそのままに、リーグの主導権を握る形となった。

そして、名古屋に逆転勝利した柏レイソルが勝ち点24で2位にジャンプアップ 。こちらも好調を維持し、鹿島を僅差で追走する。  

前節まで上位にいた京都サンガF.C.は、G大阪に敗れたものの、試合消化数の関係もあり、柏と同勝ち点の24で3位につけている 。依然として上位グループの一角を占めている。  

その他、清水エスパルスが3連勝で5位(勝ち点21) 、アビスパ福岡がドローで勝ち点1を加え6位(勝ち点21) 、FC町田ゼルビアが連敗を止め7位(勝ち点20) と、中位から上位にかけても変動が見られる。

一方で、厳しい状況が続くのがサンフレッチェ広島だ。新潟に敗れて4連敗となり、12位(勝ち点17、12試合消化時点)まで順位を落としている 。  

以下に、第13節終了時点(一部試合消化数に差異あり)のJ1リーグ順位表を示す。

2025明治安田J1リーグ 順位表 (第13節終了時点)

順位 クラブ名 勝点 試合数 得失点差
1 鹿島アントラーズ 25 13 8 1 4 11
2 柏レイソル 24 13 6 6 1 5
3 京都サンガF.C. 24 14 7 3 4 3
4 浦和レッズ 22 13 6 4 3 4
5 清水エスパルス 21 13 6 3 4 6
6 アビスパ福岡 21 13 6 3 4 1
7 FC町田ゼルビア 20 13 6 2 5 1
8 川崎フロンターレ 18 12 4 6 2 8
9 ファジアーノ岡山 18 13 5 3 5 2
10 ヴィッセル神戸 18 11 5 3 3 2
11 湘南ベルマーレ 18 13 5 3 5 -4
12 サンフレッチェ広島 17 12 5 2 5 0
13 東京ヴェルディ 17 13 4 5 4 -3
14 ガンバ大阪 17 13 5 2 6 -5
15 セレッソ大阪 13 13 3 4 6 -2
16 FC東京 13 13 3 4 6 -4
17 横浜FC 12 13 3 3 7 -5
18 アルビレックス新潟 12 13 3 3 7 -8
19 名古屋グランパス 10 13 2 4 7 -6
20 横浜F・マリノス 9 11 2 3 6 -6

この順位表からも、鹿島と柏の躍進、そして広島の苦境が明確に読み取れる。シーズンはまだ中盤に差し掛かったばかりだが、この第13節がターニングポイントの一つとなる可能性は十分にあるだろう。

次節への展望:熱戦は続く

激動の第13節が終わり、J1リーグはすぐに次なる戦いへと向かう。第14節以降も、注目カードが目白押しだ 。

第13節の結果を受けて、いくつかの問いが浮かび上がる。首位に立った鹿島はその座を維持できるのか? 2位に浮上した柏の勢いは続くのか? 4連敗の広島はトンネルを抜け出せるのか? 決定力不足に泣いた名古屋は復調のきっかけを掴めるのか? そして、今節活躍した選手たちは、次節でも輝きを放つことができるだろうか?

第14節、第15節には、川崎フロンターレ対浦和レッズ、横浜F・マリノス対ヴィッセル神戸といった、上位争いや今後のシーズンを占う上で重要な対戦も控えている 。各チームの戦略、選手のコンディション、そしてわずかな運が、勝敗を左右するだろう。第13節で見られたようなドラマが、次節以降も繰り返されることは間違いない。

第13節の総括:記憶に残る一週間

2025年明治安田J1リーグ第13節は、ゴールデンウィークという特別な時期に行われ、順位変動、劇的なゴール、個々の選手の活躍など、多くの見どころに溢れた、まさに記憶に残る一週間となった。

鹿島アントラーズが3連勝で首位の座を掴み取り、柏レイソルも逆転勝利で2位に浮上したことで、タイトルレースは新たな局面を迎えた 。一方で、サンフレッチェ広島は4連敗と苦境が深まり 、名古屋グランパスもチャンスを活かせず敗戦を喫するなど 、明暗が分かれる結果となった。

個々の試合に目を向ければ、清水の乾貴士が見せた華麗なドリブルゴール 、新潟のミゲル シルヴェイラが決めた劇的な来日初ゴール 、東京Vの綱島悠斗がセットプレーから奪った決勝点 など、印象的なシーンが数多く生まれた。また、鹿島の吉田湊海や福岡の佐藤颯之介といった若手のJ1デビュー も、リーグの未来を感じさせる出来事だった。

この一週間は、J1リーグがいかにダイナミックで、予測不可能な展開に満ちているかを改めて示してくれた。一つの勝利がチームを勢いづかせ、一つの敗戦がチームを苦境に陥れる。そして、ピッチ上のヒーローは、必ずしもスター選手だけではない。全てのチーム、全ての選手にドラマがあり、それがJリーグの尽きない魅力となっている。

首位争い、ACL出場権争い、そして残留争い。シーズンはまだ長く、これからさらに激しい戦いが繰り広げられるだろう。第13節で見られた熱気と興奮を胸に、次節以降の戦いにも注目していきたい。

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