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こんにちは!サッカー指導歴10年以上、JFA公認B級コーチの「FBとれとれ」です。
少年サッカーの保護者の方から、最も多く寄せられる悩みがあります。
「うちの子、練習では上手くできるのに、試合になると全然ダメなんです…」
リフティングはチームで一番多くできる。コーンドリブルのタイムもトップクラス。 それなのに、試合が始まるとボールを持ってもすぐ奪われたり、どこに動いていいか分からず「消えて」しまったりする。
「なんで練習通りにできないの?」とつい声を荒げてしまう気持ち、指導者としてもよく分かります。
しかし、結論から言います。
「練習でできるのに試合でできない」のは、お子さんの才能や技術不足が原因ではありません。
本当の原因は、大きく分けて3つあります。
・練習と試合の「環境(インテンシティ)」の差
・認知・判断力の不足
・ミスへの対処法が身についていないこと
この記事では、長年育成年代を見てきた指導者の視点から、練習と試合のギャップが生まれる「本当の理由」と、家庭や自主練で今日から実践できる解決策を具体的に解説します。
お子さんが試合で別人のようになってしまう理由を理解し、正しいアプローチを知れば、状況は必ず変わります。ぜひ最後まで読んでみてください。
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練習では上手いのに試合でできない3つの原因
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なぜ練習の成果が試合で発揮されないのでしょうか。
「技術はあるのに試合で使えない」という現象には、明確な理由があります。指導者の視点から見ると、主に以下の3つの原因が絡み合っています。
原因①:練習が「成功しやすい設定」になっている
普段のチーム練習を思い出してみてください。
「5対3の鳥かご(ポゼッション練習)」や「ディフェンスのいないシュート練習」など、攻撃側が有利な状況(数的優位)で行われていることが多くありませんか?
これらの練習メニューは、技術を身につけるための「導入段階」としては正しいものです。基礎を定着させるために、最初は成功体験を積ませることが大切だからです。
しかし、実際の試合は「8対8の同数」です。相手はこちらのやりたいことを全力で阻止してきます。
つまり、練習の設定がそもそも試合よりも「成功しやすく」なっているため、いざ同数の対戦になると通用しなくなってしまうのです。
たとえば、5対3のポゼッション練習では、2人分の余裕があるため、ボールの受け手は比較的フリーになりやすい状況です。しかし、試合ではその余裕がなくなり、「受ける前にマークを外す動き」や「体の向きを工夫して視野を確保する技術」が求められます。
こうした「試合特有の状況」を練習で経験していなければ、試合で戸惑うのは当然のことです。
原因②:プレー強度(インテンシティ)が試合より低い
「インテンシティ」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
サッカーにおけるインテンシティとは、単に「走る速さ」だけを指す言葉ではありません。プレーの激しさ、判断のスピード、球際の強さ、攻守の切り替えの速さなど、プレー全体の「強度」を表す概念です。
練習中のインテンシティが試合と比べて低いことは、「試合で力を発揮できない」大きな原因のひとつです。
ゆるいプレッシャーの中でしかドリブル練習をしていない子どもは、試合で相手が全力で体をぶつけてきた瞬間にパニックになってしまいます。
試合では常に「最高のインテンシティ」でプレーが展開されます。そのため、練習環境との強度の差が大きいほど、試合でのギャップに戸惑ってしまうのです。
具体的に言えば、練習ではボールを受けてから2〜3秒の余裕があっても、試合では0.5〜1秒以内に判断しなければボールを奪われます。この「時間の感覚の違い」に対応できていないケースが非常に多いです。
| 比較項目 | 練習環境(一般的なドリル・数的優位) | 試合環境(同数・公式戦) | 要求される適応能力 |
|---|---|---|---|
| 時間的・空間的猶予 | 確保されやすい(数秒の余裕) | 極めて限定的(0.5〜1秒での決断) | プレッシャー下での即時情報処理と知覚能力 |
| 戦術的認知負荷 | 単一または少数のタスクへの集中 | 攻守において多数のタスクが同時進行 | プレー原則の無意識化(オートマティズム) |
| 全体的なインテンシティ | 物理的・精神的負荷の意図的なコントロール | 相手の強度に依存し、常に最大値が要求される | 戦術的インテンシティの持続力とスタミナ |
| 偶発性と環境ノイズ | 排除されたクリーンな環境設計 | ミス、天候、判定などの不確定要素が連続 | レジリエンス(精神的復元力)と即時適応力 |
原因③:ミスした時の対処法が身についていない
3つ目の原因は、意外と見落とされがちなポイントです。
練習では「ミスをしないこと」にフォーカスしがちです。しかし、サッカーは本質的に「ミスのスポーツ」です。プロの試合でさえ、パス成功率は80〜90%程度。つまり、10本に1〜2本はミスが生まれるのが当たり前なのです。
問題は、ミス自体ではありません。
「トラップをミスした後にどう動くか」 「パスを奪われた瞬間にどう切り替えるか」
こうした「ミス後の対処法」が習慣として身についていない子どもは、1つのミスを引きずってしまい、その後のプレーが全て消極的になってしまいます。
練習で「ミスをしない完璧なプレー」だけを目指していると、試合でミスが起きた瞬間に頭が真っ白になり、次の行動に移れなくなるのです。
ミスした後に「すぐにボールを奪い返しに行く」「次のポジションに素早く移動する」といった切り替えの速さこそ、試合で求められる最も重要なスキルのひとつです。
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「認知・判断・実行」のサイクルが試合での活躍を決める
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試合で活躍できない子どもに不足しているのは、実は足元の技術(実行)ではありません。それ以前の段階である「認知(見る力)」と「判断(考える力)」が足りていないケースがほとんどです。
JFA(日本サッカー協会)の指導指針でも、この「認知→判断→実行」のサイクルは非常に重視されています。
認知・判断・実行の3つの段階
サッカーのプレーは、次の3つの段階で成り立っています。
それぞれの段階で、試合で活躍できない子どもには次のような特徴が見られます。
なぜ「認知・判断」が育ちにくいのか
多くのチーム練習では「実行(止める・蹴る・運ぶ)」の反復に多くの時間を費やしています。もちろん基礎技術の反復は大切です。
しかし、試合では技術を発揮する「前」に、必ず「認知→判断」のプロセスが必要です。
どれだけ正確にボールを蹴れても、「いつ」「どこに」「なぜ」蹴るのかが分かっていなければ、試合ではその技術は活きません。
JFAの指導指針でも、指導者は「答え」を教えるのではなく、「今どこを見ていた?」「なぜそこにパスを出したの?」と問いかけることで、選手自身が考える力を引き出すことが推奨されています。
保護者の方も同じです。
「なんでそこでドリブルしたの?」という責める口調ではなく、「パスを出す前にどこを見ていた?」と穏やかに問いかけることで、子どもの中に「自分で考えてプレーする習慣」が芽生えていきます。
| ステップ | 具体的なアクション | 心理的・生理学的メカニズム |
|---|---|---|
| 1. 呼気(息を吐く) | 2〜3秒かけてゆっくりと息を吐き切る | 交感神経の過剰な興奮を鎮め、心拍を物理的に落ち着かせる |
| 2. 姿勢のリセット | 胸を開き、背筋を伸ばし、顔(視線)を上げる | うつむく姿勢による脳内でのネガティブな感情の増幅をフィードバックループから遮断する |
| 3. キーワード(セルフトーク) | 「次!」「丁寧」「ここから」等の単一の肯定的な単語を唱える | 短くポジティブな自己暗示により、思考のノイズを強制中断し、自己批判の連鎖を断ち切る |
| 4. 視線の再指向 | 次のプレー対象(ボール、味方、マークする相手)を直視する | 意識を過去(起きてしまったミス)から現在(次に遂行すべきタスク)へと強制的に再指向させる |
| 5. 実行(アクション) | 新しいポジションを取り直す、軽いステップを踏む | 身体を動かすことで自律神経のリズムを実戦モードに戻し、プレーの連続性を回復する |
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家庭・自主練でできる!試合で活躍するための3つの解決策
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では、試合で実力を発揮するために、家庭や自主練でどのような取り組みができるでしょうか。
ここでは、指導現場で実際に効果のあった3つの方法を紹介します。
解決策①:自主練を「対人形式」に変える
一人でリフティングやコーンドリブルをする練習を全てやめる必要はありません。しかし、その時間の一部を「対人練習」に変えることを強くおすすめします。
兄弟や保護者との「1対1」の対人練習を取り入れましょう。
対人練習で身につくのは、以下のような「試合で使える力」です。
・相手の動きを見て、逆を取る判断力
・いつ仕掛けるかを見極めるタイミングの感覚
・体をぶつけられてもバランスを崩さない体の使い方
・奪われた瞬間に切り替えて守備に移る習慣
保護者の方がディフェンス役をするだけでも十分です。サッカー経験がなくても、「立っているだけ」でも構いません。「相手がいる状況」を作ることが何より大切です。
一人で練習する場合でも、試合のプレッシャーを頭の中でイメージしながら行う「シャドウトレーニング」を取り入れるだけで、効果は大きく変わります。
たとえば、コーンドリブルをする時に「目の前に相手がいる」とイメージし、「フェイントで左に揺さぶってから右に抜く」と状況を想定しながら行うのです。ただ速くやるだけの練習とは、質が全く違ってきます。
解決策②:「サッカーノート」で自分のプレーを言語化する
試合や練習の後に、頭の中を整理する習慣をつけましょう。
サッカーノートとは、「今日は何ができたか」「どんなミスをして、次はどう改善するか」を文字にして振り返るノートのことです。
書くことで、プレーの意図が明確になります。
「あの場面でパスを選んだのはなぜか」「もしドリブルしていたらどうなっていたか」と自分のプレーを客観的に振り返ることで、次の試合で同じ場面に遭遇した時の「判断の基準」が自分の中に蓄積されていきます。
サッカーノートを書く際のポイントは、完璧に書こうとしないことです。
試合後に「5分だけ」、以下の3つの項目を書くだけで十分です。
・今日よかったプレー(1つ)
・今日のミス(1つ)
・次の試合で意識すること(1つ)
低学年のお子さんの場合は、保護者が質問して、子どもが口で答えたことを代わりに書いてあげるのも良い方法です。大切なのは「自分のプレーを振り返る習慣」を身につけることです。
フォーマットが決まっている専用のサッカーノートを使うと、何を書けばいいか迷わないので続けやすくなります。
| 記述の階層 | 記述内容の具体例 | 期待される心理的・戦術的効果 |
|---|---|---|
| 長期・中期目標 | 1年後の理想像、今月習得したい技術(例:「逆足での正確なロングパスを蹴れるようになる」) | モチベーションの持続、マクロな視点での自己成長の方向付け |
| 短期的な事実の記録 | その日行った練習メニューの目的、試合での具体的な成功体験とミスの事実 | 日々の練習の意図の理解、客観的な自己分析の基礎データの蓄積 |
| 言語化と解決策 | ミスの原因分析(「なぜ?」)と次善策(「次はどうする?」)の思考プロセス | 判断基準の明確化、次回の類似局面における意思決定スピードの向上 |
| 未来へのメッセージ | 自分自身に向けたアドバイスや、ポジティブなアファメーション(肯定的な断言) | 自己効力感の向上、セルフ・コンパッション(自分への思いやり)の育成 |
解決策③:日常会話で「予測力」を鍛える
サッカーの認知・判断力は、実はボールを使わなくても鍛えることができます。
おすすめの方法は、お子さんと一緒にサッカーの試合中継を見ながら「クイズ形式の会話」をすることです。
こうした問いかけを通じて、子どもは「観る力」と「考える力」を自然に養うことができます。
ここで大切なのは、正解を教える必要はないということです。
「自分で考えて、自分の言葉で表現する」というプロセスそのものが、認知・判断力を鍛えるトレーニングになっています。
お子さんが「右のスペースにパスだと思う!」と言ったのに、実際は左にパスが出された場合でも、「なるほど、右のスペースが空いてたもんね。いい判断だと思うよ」と認めてあげてください。
「考えたこと」を肯定されることで、子どもはますます自分で考える意欲を持つようになります。
また、試合中継だけでなく、日常生活の中でも予測力を鍛える機会はたくさんあります。
こうした「予測→結果の確認」のサイクルを日常的に繰り返すことで、「先を読む力」が自然と身についていきます。
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試合で緊張してしまう子への保護者の関わり方
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「技術はあるし判断も悪くないのに、試合になるとガチガチに緊張して体が動かない…」
こうしたメンタル面の課題を抱えるお子さんは少なくありません。
まず知っておいていただきたいのは、試合で緊張すること自体は「悪いこと」ではないということです。
「適度な緊張」はパフォーマンスを高める
スポーツ心理学には「ヤーキーズ・ドッドソンの法則」という有名な理論があります。
これは、「緊張(覚醒水準)とパフォーマンスの関係は逆U字型になる」というものです。
簡単に言うと、以下のようになります。
つまり、「全く緊張しない状態」が理想なのではなく、「適度に緊張している状態」が最もパフォーマンスを発揮できるのです。
お子さんが試合前に緊張している時は、「緊張してるね。それは体が『よし、試合だ!』と準備をしている証拠だよ」と声をかけてあげてください。
緊張を「排除すべきもの」ではなく「味方にできるもの」と捉え直すだけで、子どもの心の持ちようは大きく変わります。
試合前後の声かけで気をつけるべきこと
一番やってはいけないのが、試合直前にプレッシャーになる声かけをすることです。
やってはいけない声かけの例
こうした言葉は、子どもの脳に過度なストレスを与え、筋肉を硬直させます。「ミスしたらどうしよう」という恐怖心が先行し、本来の積極性が失われてしまいます。
では、どのように声をかければよいのでしょうか。
試合前の声かけは、シンプルに「いつも通り楽しんできてね!」だけで十分です。
そして試合後は、結果(勝敗や得点)ではなく、プロセス(努力の姿勢やチャレンジしたプレー)に目を向けてください。
良い声かけの例
このように、具体的なプレーを認めてあげることで、子どもの中に「ミスをしても大丈夫なんだ」という安心感が生まれます。
「失敗しても家に帰れば認めてもらえる」という心理的な安全基地があってこそ、子どもは試合で思い切ったプレーができるようになるのです。
試合当日にできる簡単なリラックス法
お子さんが試合前に過度に緊張している場合は、以下の方法を試してみてください。
・深呼吸:4秒で鼻から吸い、7秒止めて、8秒かけて口からゆっくり吐く(4-7-8呼吸法)
・小さな目標を立てる:「今日は1回だけ、あの練習したフェイントを試してみよう」など、結果ではなく行動にフォーカスした目標を設定する
・ルーティンを作る:試合前にいつも同じ準備(ストレッチの順番、靴紐の結び方など)をすることで、心を落ち着ける「スイッチ」を作る
これらは一朝一夕で効果が出るものではありませんが、繰り返し実践することで、徐々に「試合でも平常心を保てる力」が育っていきます。
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よくある質問(FAQ)
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Q. 試合に出させてもらえません。どうすればいいですか?
A. まずは「なぜ試合に出られないのか」を冷静に分析しましょう。技術が足りないのか、チームの戦術(守備の約束事やポジションの役割)を理解していないのか、原因によって対策は異なります。
コーチに「今のうちの子の課題は何ですか?」と直接聞いてみるのが最も確実な方法です。その課題を明確にした上で、課題をクリアするための自主練に取り組みましょう。
漠然と練習するよりも、「この1週間はトラップの精度を上げる」「次の試合までにディフェンスの時の体の向きを改善する」と具体的な目標を持って取り組むことが、出場機会を増やす近道です。
Q. 試合中、どこに動けばいいか分からないようです。ポジショニングはどう教えればいいですか?
A. ポジショニング(オフ・ザ・ボールの動き)を理解するには、「言葉で説明する」よりも「映像で見せる」のが効果的です。
お子さんと一緒にサッカーの試合映像を見て、「ボールを持っていない選手がどう動いているか」を観察しましょう。
特におすすめなのは、お子さんがプレーしているポジションと同じポジションのプロ選手に注目して観ることです。「この選手、ボールが反対側にある時にどこにいる?」と問いかけながら一緒に観ると、「ボールのないところでの準備」の大切さが視覚的に理解できます。
最初はプロ選手の動きを「真似る」ところから始めるだけで十分です。
Q. 試合でミスした後に泣いてしまいます。どう対応すればいいですか?
A. ミスをして泣くのは、責任感が強く、真剣にサッカーに取り組んでいる証拠です。その気持ち自体は否定しないでください。
ただし、ミスを引きずって次のプレーに影響が出るのは改善が必要です。
「ミスは誰でもするよ。プロの選手だってミスする。大事なのは、ミスした後にどう切り替えるかだよ」と繰り返し伝えてあげてください。
練習の段階から「ミスした瞬間にすぐボールを奪い返しに行く」というルールを決めて習慣化すると、ミス後の切り替えが自然とできるようになっていきます。
Q. リフティングが上手い子は試合でも活躍できますか?
A. リフティングはボール感覚を養う良い練習ですが、リフティングの回数と試合での活躍は必ずしも比例しません。
リフティングは「止まった状態で、自分のペースで、相手がいない」という条件のもとで行う技術です。試合では「動きながら、相手のペースに合わせて、プレッシャーの中で」プレーしなければなりません。
リフティングで養ったボール感覚を「試合で活きる形」に変換するには、対人練習やゲーム形式の練習を通じて、「相手がいる状況でのボールの扱い方」を身につける必要があります。
リフティングそのものが無駄というわけではなく、「リフティングだけでは試合の力にはならない」という認識を持つことが大切です。
Q. 何歳くらいから試合で活躍できるようになりますか?
A. 子どもの成長には個人差が大きいため、「何歳から」という明確な基準はありません。
ただし、一般的にサッカーの「認知・判断」の力が急速に発達するのは10歳前後(小学4〜5年生頃)と言われています。これは脳の前頭前皮質(判断や計画を担う部分)の発達と関連しています。
小学校低学年のうちは、試合での結果を求めすぎず、「サッカーを楽しむこと」「ボールをたくさん触ること」「いろいろなポジションを経験すること」を優先してください。
焦って早期に結果を求めると、子どものサッカーへの情熱そのものを奪ってしまう危険があります。長期的な視点で、お子さんの成長を見守ることが最も大切です。
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まとめ
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「練習ではできるのに試合でできない」のは、決して珍しいことではありません。多くのサッカー少年がぶつかる「成長の壁」です。
この記事のポイントを改めて整理します。
【原因は3つ】
・練習が「成功しやすい設定」になっており、試合との環境差がある
・プレー強度(インテンシティ)が練習と試合で大きく異なる
・ミスした後の対処法が習慣として身についていない
【解決策は3つ】
・自主練に「対人練習」を取り入れ、相手がいる状況での判断力を鍛える
・「サッカーノート」でプレーを振り返り、判断の基準を蓄積する
・日常の会話の中で「予測力」を鍛え、観る力と考える力を養う
【保護者の関わり方】
・試合前は「楽しんできてね!」とシンプルに送り出す
・試合後は結果ではなく「プロセス(努力や挑戦)」を具体的に褒める
・緊張は「敵」ではなく「味方」であることを教える
焦る必要はありません。
小学生の年代は、勝ち負けの結果よりも「自分で考えてプレーする土台」を作ることが何より重要です。JFAの育成方針でも「プレーヤーズファースト」が基本とされており、子ども自身が主体的に判断し、問題を解決する力を育てることが重視されています。
まずは今日から、ほんの短い時間で構いません。
お子さんと一緒に「今日の練習で一番楽しかったプレーは何?」と話し合ってみてください。その小さな対話が、お子さんの「自分で考える力」を育てる第一歩になります。
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