WEリーグ2024-2025シーズンは、ますます熾烈な戦いが繰り広げられています。11月30日(土)と12月1日(日)に行われた第11節では、首位争いや中位の戦い、さらに下位チームによる残留争いがクローズアップされ、多くの見どころを提供しました。本記事では、各試合の結果とプレー内容、チームの現状分析、そして最新の順位表を通じて、リーグの動向を徹底的に解説します。
試合レビュー:全6試合を徹底分析
サンフレッチェ広島レジーナ 0-2 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
広島で行われた試合では、今シーズン優勝候補の一角とされる日テレ・東京ヴェルディベレーザが、圧倒的なパフォーマンスを見せました。前半38分、眞城美春選手が左サイドからのクロスをダイレクトでシュート。これがゴール右隅に突き刺さり、先制点を挙げました。
さらに後半58分には北村菜々美選手がゴール前での混戦を制し、力強いシュートを決めて追加点。広島は後半終盤に反撃を試みましたが、ベレーザの堅い守備に阻まれ、シュートチャンスを作ることができませんでした。この試合でベレーザは勝ち点25に達し、リーグ首位に躍り出ました。
大宮アルディージャVENTUS 0-1 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
大宮は今シーズン未勝利という厳しい状況で試合に臨みました。一方の千葉レディースは中位争いから一歩抜け出すために、重要な勝ち点3を狙っていました。
試合の決勝点は後半57分、小林莉々子選手の右足シュート。ゴール前の混戦からのセカンドボールを正確に蹴り込みました。この勝利で千葉は勝ち点17に到達し、5位に浮上。一方、大宮は攻撃の形を作ることができず、再び勝利を逃しました。
ノジマステラ神奈川相模原 0-2 アルビレックス新潟レディース
相模原での試合は、新潟レディースが後半に攻撃を強めて勝利を収めました。特に滝川結女選手の活躍が光り、彼女は途中出場から短い時間で2得点を挙げる見事なパフォーマンスを見せました。
新潟の攻撃はサイドを中心に展開され、66分には右サイドからのクロスを滝川選手がヘディングで合わせて先制。さらに80分にはペナルティエリア外からの強烈なシュートで追加点を挙げました。この結果、新潟は勝ち点17で5位タイとなり、上位進出への望みをつなぎました。
三菱重工浦和レッズレディース 1-0 マイナビ仙台レディース
浦和駒場スタジアムでの試合は、浦和が序盤から試合を支配しました。前半13分にはコーナーキックの流れから高橋はな選手が見事なヘディングシュートを決め、先制点を挙げました。
その後も浦和は攻撃の手を緩めず、再三チャンスを作りましたが、仙台の守護神・池田咲紀子選手の好セーブにより追加点を阻まれました。それでも、浦和は守備陣の集中力を切らすことなく1-0で試合を終え、勝ち点を21に伸ばしました。
ちふれASエルフェン埼玉 1-1 AC長野パルセイロ・レディース
この試合は、熊谷で行われた拮抗した一戦でした。15分には栃谷美羽選手がエルフェン埼玉に先制点をもたらし、ホームの観客を沸かせました。しかし、前半アディショナルタイムに高橋雛選手が同点ゴールを決め、試合を振り出しに戻しました。
後半は両チームとも決定機を活かせず、1-1のまま試合終了。両チームとも勝ち点を分け合う結果となりました。
セレッソ大阪ヤンマーレディース 2-1 INAC神戸レオネッサ
この節最大の注目試合は、ヨドコウ桜スタジアムで行われた一戦でした。開始早々、成宮唯選手がINAC神戸に先制点をもたらしましたが、セレッソ大阪が粘り強さを発揮します。
12分、百濃実結香選手がゴール前の混戦から冷静にゴールを決め、試合を振り出しに戻しました。そのわずか4分後、矢形海優選手がペナルティエリア外からの強烈なシュートを決め、逆転に成功。その後は両チームともに攻防を繰り広げましたが、セレッソがリードを守り切り、勝利を収めました。
最新順位表:第11節終了時点
順位 | チーム名 | 勝点 | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 日テレ・東京ヴェルディベレーザ | 25 | 11 | 8 | 1 | 2 | 28 | 8 | +20 |
2 | INAC神戸レオネッサ | 24 | 11 | 7 | 3 | 1 | 19 | 8 | +11 |
3 | 三菱重工浦和レッズレディース | 21 | 10 | 6 | 3 | 1 | 14 | 4 | +10 |
4 | サンフレッチェ広島レジーナ | 17 | 10 | 5 | 2 | 3 | 13 | 8 | +5 |
5 | アルビレックス新潟レディース | 17 | 11 | 5 | 2 | 4 | 11 | 10 | +1 |
6 | ジェフユナイテッド市原・千葉レディース | 17 | 11 | 5 | 2 | 4 | 11 | 11 | 0 |
7 | セレッソ大阪ヤンマーレディース | 14 | 10 | 4 | 2 | 4 | 17 | 17 | 0 |
8 | AC長野パルセイロ・レディース | 14 | 11 | 4 | 2 | 5 | 15 | 18 | -3 |
9 | ちふれASエルフェン埼玉 | 13 | 11 | 3 | 4 | 4 | 14 | 17 | -3 |
10 | マイナビ仙台レディース | 7 | 11 | 2 | 1 | 8 | 8 | 23 | -15 |
11 | ノジマステラ神奈川相模原 | 6 | 11 | 1 | 3 | 7 | 10 | 21 | -11 |
12 | 大宮アルディージャVENTUS | 3 | 10 | 0 | 3 | 7 | 2 | 17 | -15 |
第11節の見どころと今後の注目ポイント
日テレ・東京ヴェルディベレーザの強さ
攻守両面で安定感を見せるベレーザは、優勝候補筆頭としての地位を確立しています。今後の対戦相手次第では、さらにリードを広げる可能性があります。
下位争いの行方
下位チームは残留を目指して熾烈な戦いを繰り広げています。特に大宮の初勝利がいつ訪れるかが注目されています。
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